「ミザイのちんこ、でっかい」

…誰と何の話だ、声がでかい

隣を歩くレオリオも、カンザイのいる部屋の前で足を止めた

「それはのろけか、相談か?」

話し相手は何とクラピカ
これではレオリオも耳を傾けない訳にいかない

「見てても黒くてぶっとくて、怖い感じにでかいんだ。それが入るんだからなあ」
「その際、いたくて嫌なのか?ただいいだけか?」

怖いとまで言われた俺の性器
痛いだけなら、困る
全然良くないなら、突っ込んでる側はどうする?

「ミザイは優しいから、すごく慣らして訊いてから入れてくれる。だから、すごく良いぞ、気持ちが満たされる」
「…そうか…それは何よりだな」

突っ込まれてる方から、何とも温かいありがたい、かわいい感想を頂いた
少し熱い、頬も緩む

「…レオリオもでかいと、関係を持った女性が言っていてな」
「あいつは背もでっかいからなあ。やっぱりなあ」

お前だろ…クラピカ、お前の話だろ

「ちんこでっかいのも大変だなあ」
「いや、でも、その女性もレオリオが優しくリードしてくれて、初めてだったらしいんだが、気を遣ってもらって、いたかったらしいが、それより満たされたと。うれしかったらしい…ひとつに結ばれて…」
「へー。やるなあ、レオリオ」
「…大好きらしく、ラヴラヴみたいだ」
「いいなあ!俺とミザイももっとラヴラヴしよー」
「…いいものだよな、ラヴラヴ」


「「……………………」」

きゃっきゃたのしそうに話してて
ちんこがでかくて大変てか、彼女がかわいくて俺達すごく大変




*****




「イル兄ぃ」
「わあ」
「えへへ。キルア、うさちゃんになっちゃったあ」


真っ白、ふわふわの耳
甘くて、やわらかい


「どうしたの?それ」
「ミルキが作ってくれた。似合う?」
「もちろんだよ。かわいいね、うれしい。俺の彼女、すごくかわいい」
「うん。俺、イル兄の彼女だから。ずっとずっと、かわいいって言われたい」


かわいいよ、キルア
俺の弟、世界一

わがまま泣き虫甘えん坊
世界一の弟、俺のキルア


かわいいかわいい、うさぎちゃん







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