イル兄の部屋で、お勉強
著しい程頭悪いのがバレた
イル兄はミルクティーかコーヒーで散々迷ってアイスコーヒー
俺は甘いのがいいしイル兄に似合うと言われてアイスココア…甘いの嫌いなかわいい奴っているよな?かわいいと甘い、絡め過ぎてねえか?
部屋には向かい合って俺とイル兄と、アイスコーヒーアイスココア
冷房は快適な28度
いい冷房使ってるからだろと、言われても
16度って低いけど、次男多分それ以下の設定じゃねえかな
(…飽きたなー)
イル兄の声は聴いてる、内容は聞いてない
イル兄をずっと見てる、飽きないからどうしよう
ノート使わんでも、デジタルに教えたらいいのに
(…脳の出来、違ったんだ…顔の作りも違うからなー)
俺だけ、似てない
兄弟揃って黒髪の中、俺だけ突出してる…飽きた
アイスココアはおかわりが3回目なのに、まだ半分も飲んでないアイスコーヒー
「氷で味薄まるよ」
「計算して濃く淹れてるよ」
…計算する奴を計算出来ない俺より褒めた?…気に入らねー
「もー、やだ。勉強しない」
「勉強してたみたいに言うね」
「…え」
「何?」
ですよねー…何だろ、ほっといたのは、布石?
この後、くそしごかれる?
「甘くなったよね?体中。キスさせてー」
「……………」
俺は、ココアを3回おかわりしました
コーヒーを一杯も飲まないキルアくんのお兄ちゃんは、キルアくんを何回おかわりしたでしょう?
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