桃緑+赤(過去ログ)
 2012/02/12

※裏注意!!

























新月。
いつも煌々と輝き監獄内をも淡く照らす月が陰る、キレネンコが最も嫌う日。

嫌う理由は、唯一つ。



「ア、アァッ!嫌…嫌、もぅダメ…!」

「ハッ…!それが腰揺らして悦がってる奴の科白か?」



プーチンと自分の…キルネンコの情事を、嫌でも観るから。


いつもならキルネンコに躰を取られている間キレネンコは眠っているのだが、どういうわけか新月の夜は意識がはっきりと残るのだ。
そして、キルネンコもそれを知っているのか必ずプーチンを抱く。
ひょっとしたら、出てくる度に抱いているのかもしれないが。

意識があるとは言え体は動かず、感覚もなく、勝手に喋る自分を見ているさながら夢の中にいるような感覚。
それに苛立ちを覚えながらも意識を手放せないキレネンコはただ自分とプーチンの情事を見ているしかできない。

「ぁ、も…やあぁッ!」

「まだ逝くなよ…お楽しみはこれから、だろ…?」

「ひゃ、あぅ!や…手、手離して…!あぁあ!」

「押さえてなきゃまた逝くだろ?駄目だ、我慢しろ」

ぐちゅ、と卑猥な水音が結合部から響く。
自身を根元から握られ、達する事の出来ないプーチンはポロポロと涙を零しながら快感に翻弄される。

「は、あぁ…ッ!嫌ぁ………!!」

普段柔らかく微笑む彼とはあまりにかけ離れた、淫らで扇情的な表情と声。

くつくつと、自分の声が決して自分で出来ない笑いを漏らした。

「悦い、の間違いじゃねえか?なぁ淫乱」

「あ、ァ…!やぁ、違っ…」

「何が違うんだ?ッこんな、締め付けてくるくせに…よく言うぜ」

ツ、とキレネンコの自身を呑み込んでいる後孔をなぞるように指を滑らせる。
限界まで拡げられているソコが刺激に過敏に反応した。
















放棄!!やっぱりエロはむつかしい。


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