白詰草で冠を。
「ロタ、あのね」
「?」
「アメリカじゃ見かけないかと思って」
「シロツメクサだっけ。リディアに教えてもらったのか?」
「宝石は僕にはまだ無理だし…」
「いいよ。ポールのくれるものだったら、なんでもいい。
周りの連中は気が張ってさ」
「でも、伯爵の恋人じゃなくて良かった」
「其のほうが気が楽だろ?」
「ああ」
「似合うかな」
「うん」
くるり。
そうして、二人は一歩、一歩と進んでいくようだ。
おしまい。
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リゼ