いざ勝負…したくない

鳴「名無子〜!さ、試合も終わったし勝負しよ!!」


『い、いやホラ鳴も疲れてるだろうし、っていうかそ、そう!監督さんも駄目って言うでしょ?』


よ、よし。いいかんじに言い訳できた。とっさに思いついたにしては、完璧じゃない?!私。ヤバい天才か「いや、良いって」え?


『え?まっさか〜そんなはずは、』


鳴「名無子!早く!!」


あ〜神様、私が何をしたのでしょうか。そんなに悪い事してないと思うのですが、、、昨日だって普通に倉持と若菜ちゃんにメールしたり、御幸のプリン食べたり悪い事なんて「それだよ」あ、あれ?何か聞こえた。


鳴「逃げんの〜?」


くっそ、ここまで言われて逃げる訳にはいかないじゃん。


『あんたこそ、私に打たれて泣くんじゃないよ!』

倉「あいつ、あんな事言ってっけど大丈夫なのかよ」

御「ま、敗けてもしょうがない相手だしな。ハッハッハッ」



鳴「じゃ、いくよ。」

『いつでもどうぞ〜』



ズパァン


鳴「どーした名無子?」

『いや、さっき見た時と違うな〜と思っただけ』

純「おいおい、さっきと全く変わんねーじゃねーか。」

哲「ああ、148はでてるな」


鳴「…ふ〜ん。じゃ、次」


キーン


『ふ〜、こんなもんか』

鳴「な、さすがだね。アレからまた素振りの量増やした?」


『良く分かったね、でもまだまだ』

倉「お、おい、あいつ」

御「あ、ああ。打ったぜあの球を」


『ね、鳴。もういいよ。』

鳴「え〜!じゃ、さっきの
とっておき投げるからさ、」

『あー、あれね」

鳴「よし!じゃ、つぎ」


キン


『こりゃ、凄い』

鳴「だろ?俺だってだてに練習してないもん。でも、よくあてたね」


監督「鳴!お前それはさっき言っただろ!もうやめろ!」


鳴「え〜!雅さ〜ん。」

雅「お前が悪い」

鳴「良いとこだったのに〜」

『ばいばーい』


鳴「次!また続きは今度ね!」

『多分もう無いだろうけどね!』


や、やっと終わった。さ、逃げよ。
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