青道野球部説明書



『キャー!大変!遅刻、遅刻!!』



なんて、ベタなマネは致しません。
第一私がやったら、キモい以外の何物でもないだろう。



…とか、頭の中で考えてますが、今の私は全速力で走っております。
なぜなら…私は遅刻寸前だからです!!


何故か監督も選手のみんなも私にだけ厳しい!!!
本当、泣きますよ!私が遅刻した場合、校庭20周のあと、腹筋30回など選手と同じ扱いをうけるんです!!
(他のマネージャーはしなくて良いのに…)



『差別だー!!』

亮「名無子うるさい。」

ぎゃ、りょ、亮さん!

亮「何で『ぎゃ、』なの?」

今日も爽やかスマイル発動です。うん。これで女の子がやられるんだな。

…あれ?ちょっと、待ってちょうだい。私声に出したっけ?

亮「出してないよ。で、何が『ぎゃ、』なの?」

『す、す、すみませんでした!!』



亮「そんなに全速力で逃げなくてもいいのに」




や、やばかった。何か走るより疲れた気分。

知ってる人もいると思いますが、今のが「小湊亮介」通称「亮さん」何をやっても完璧な人。ただし恐い。


倉「ヒャハ、名無子今亮さんにやられようとしてただろ。」

『あんたさ、見てたなら助けてよ!アレ心臓に悪いんだって、絶対寿命縮んだし!』

倉「嫌に決まってるだろ?俺だってまだ死にたくねーよ」

『…そりゃそうか』

倉「だろ?」

御「何の話してんの?」

『そんなの野球部1恐い亮さんの「バカ!」バカって何よ!倉持より頭良いし!』

倉「そういう問題じゃねーよ!お前今誰に話してるかわかってんのか!」

『誰って御幸でしょ!…みゆき?あ!』


御「ハハハ、聞いちゃった。亮さんに言い付けてやろ!」


『ギャー!お願いします。勘弁してください。』


御「じゃ、今日の純さんおマッサージ名無子な」

『は?誰がやる「亮さん」…喜んでやらせていただきます。』

御「んじゃ、ヨロシクな」

『御幸のバカ!最低!メガネのくせに!』

御「ハハハ」

『ちくしょう!』

倉「ヒャハ、どんまーい」




最初に話してたのが「倉持洋一」野球部1の駿足。んでもって同クラ。

勝手に話しに入ってきたのが「御幸一也」性格最悪だけど天才キャッチャーこちらも同クラ。

「名無子ー!」

『ハーイ!』

と、呼ばれちゃったので、まずはここで終わり。
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