さて、今日も頑張りますか。
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鳴「名無子ー!俺は誰にも敗けないピチャーになる!だからお前も誰にも敗けないバッターになれ!」
『うん!絶対だから!でも、1つ間違ってる!!』
鳴「どこがー?」
『私は、鳴の球を打つから鳴は私以外の誰にも敗けないピッチャーね!』
鳴「何言ってんだよー!俺が名無子に敗ける訳ねーじゃん!」
『言ったね!』
鳴「言ったよー!」
『それじゃ、約束ね!』
鳴「そ、約束。でも練習には付き合えよー!」
『もちろん』
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「名無子ー!いつまで寝てるのー?朝よー!!」
『今行くー』
はぁ、今朝もあの夢か。
鳴元気かな、きっと毎日練習してるんだろうな。さ、私もおばあちゃんが起きるまえに「名無子!!」
『わかってるー!!』
素振りに行こう。
『おはようございます。』
父「はい、おはよう。」
母「朝ご飯できてるけど、どうする?」
『いつもどおり残しといて!行ってきます。』
「「気をつけてね」」
母「キャ、ハモっちゃった」
父「キャ、だなんて母さんは可愛いなー」
母「まあ、お父さんったら」
『…はーい』
…みなさんもうお気付きでしょう。
家の両親はバカップルです。30過ぎた大人が恥ずかしい。毎朝こうなると、もう何も言えません。
そんなこんなで私の1日は始まるのでした。
『…さて、今日も頑張りますか。』
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