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「オラん部下がひでーことしちまったみてーで…悪いのぅ。」

「いや、別に大丈夫だ。こちらこそ助けてくれてありがとう。」



白いライオン…ホワイト・マッカイはこの城の雇われ兵で牢屋の門番のまとめ役らしい。


「俺の名前は余市だ。白州余市。」

「ヨイチ…?」

「そうだ。白州が苗字で、余市が名だ。」

「オラたち世界でもそうだぁ。ホワイトが苗字でマッカイが名前だ。気軽にマッカイて呼んでくれ。」


















「…そんで、オメーはオラ達世界とは別の世界から来ただか。しかも仲間に裏切られるなんてな…苦労したんだなぁ。こんなやつれちまって…」


自己紹介もそこそこに、身の上話を愚痴ったら号泣された…
大きな獣人が肩を震わせて泣くのは驚いた。

俺の身長が180cmだから、中々抱え込まれて頭撫でられることなどないから赤面してしまう。

しかし、肉球が気持ち良い。
毛並みがサラサラだ。
たまらん。



「オラなんかでよかったら、話し相手にもなるし、またここ来るべ。」

そう言って、マッカイは毎日俺の様子を見に来るようになった。






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リゼ