追いかけっこ

少し、待ってよ。
そんなに先に行かれたら追いつけないから、だから少しだけ距離を縮めさせて欲しい。

「……先輩、会いたいドン」

近づけば近づいただけ遠くへ行きうせ、はとうとう 本当に会えなくなってしまった。
そして俺も今年、卒業したから、もし先輩がアカデミアに来たって逢えない。

居場所だって知らない 携帯の番号だって知らない。
こんな思いするなら、もう一年だけ 早く産まれたかった。
そしたら、何か違ったかも知れない。

「剣山」

近くで誰かが俺の名前を呼んだ。
それは耳の中から聞こえたようなそんな音
俺は布団に眠ってる、こんなところに先輩はいない。

だから、せめて 楽しい夢を見させて下さい。

そう願って、沢山眠った今日。
夢の中に大好きな人が笑ってる..

「先輩、万丈目先輩…!!」

呼び止めると、こちらを向いて俺を見つめた

「剣山」

あぁ、そうだこの声。
耳の中から聞こえた声はこの人の…

「万丈目先輩…俺、」

そこまで言ったら、頷いて俺の頭をそっと撫でてくれて そして

服を、脱ぎ捨てた。

「オレを食え。」

万丈目先輩が俺に言う、人は人を食べないのに
そんな事考えてたらいつの間にやら俺も裸になってて、我慢出来ずに万丈目先輩に抱きついた

「剣山の好きにしてくれて、いいんだ。」

そう、万丈目先輩が言うから俺は万丈目先輩のお尻に自身を入れた。
驚くほどすんなり入って、でもちゃんと締め付けてくる壁は心地よかった。
万丈目先輩は俺の名前を呼びながら喘いでる。

パンパンと肉と肉のぶつかり合う音と共に万丈目先輩の口から甘そうな唾液が垂れてきて、その唾液を指で絡み取って先輩の胸に擦り付けた。

おかしな事に先輩には大きくて柔らかいおっぱいがあって、俺はそれを大きく揉んだ。

「あ…あ…っ」

先輩は体を大きく反らしてイッた
それが淫乱でなんだか嬉しかった。
そんな事を思っていたら自分のそれが近付いて、あっさりと先輩の中に白い液をぶちまけた。

中から自身を引き抜いて、荒れた呼吸を整えていたら先輩は立ち上がり服を着た

「また来るから」

そう言いのこして去っていく
ああ…また朝がきたのか、なんて実感する。

まだ、まだ夢の中にいたい、そして甘い夢をみたい。

まだ捕まらない、追いかけっこ

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リゼ