ハマってしまいました

こんな風になったのは貴方のせいだから責任取って下さいね?






「ああ、折原さん。久しぶりですね。今立て込んでいるので少し待っていて下さいますか?」



「あっ。はい、わかりました。」



粟楠会の事務所に入り、四木に声をかけると四木は仕事中のようで臨美はとりあえずソファに座り待つことにし、四木の方を見やる。
そういえば四木と会うのは久々だった。しばらく四木が仕事で東京を離れており、臨美も依頼で忙しく会えていなかったのだ。
最後に会った時は確か……その時のことを思い出し臨美は真っ赤になる。






「んんっ!四木さ………ふぅっ……」



「臨美…身体辛いか?」



「大丈夫です…四木さんの好きにして下さい……」



自分の中に熱の塊が押し挿ってくるのを感じ、その衝撃に臨美は一瞬ギュッと目を閉じるが四木に優しく髪を撫でられ大丈夫と微笑んで見せると四木が腰を振り卑猥な水音が響き出し身体が熱を帯びていくのを感じ四木の背に腕を回した。
段々と繋がっている部分がジンジンとしてきて四木が奥に熱いモノを放った瞬間臨美の脳内は真っ白に染まった。






あ…思い出しちゃったと臨美は思わず真っ赤になる。
四木に初めて抱かれた日のことを思い出してしまったのだ。
息が出来なくなる位深いキスを何度もされて腰が砕けてしまった臨美は四木に抱き上げられそのまま寝室に運ばれて押し倒されあわあわと茹で蛸のようになれば、四木が嫌か?と困ったような表情をしていて嫌じゃないですと応えると四木は首筋にチュッと痕を残し、セーラー服を脱がせ始めた。
一糸纏わぬ姿にされ思わず身体を隠そうとすると四木にダメだ。見せろと耳元で囁かれ身体の力が抜けてしまった。
何度も胸や秘所に舌を這わされ、気持ちよくて溶けてしまうのではないかと四木に愛撫されながら臨美は感じていた。プックリと顔を出したクリトリスを強く吸われれば頭が真っ白になり身体が勝手にビクビクして自分がイってしまったのだとわかったのだった。
挿入されてからも初めは痛かったのに四木が膣内を何度も突く度にジンジンと痺れるような感覚が生まれてきて臨美は甘い声を上げてしまっていた。
そして射精された後、四木の自身が再び大きくなってもう一度抱かれたのだ。
二度目は痛みは全くなくて臨美はいつの間にか意識を飛ばしてしまったらしく、目が覚めると四木の腕に抱かれていたのだった。



四木のあの指や口唇が自分を……仕事中の四木の姿を眺めながらそんなことを考えてしまった自分のはしたなさに恥ずかしくなるが、初めて抱かれたあの日以来何度も思い出してしまい、身体が熱くて自分で指でシてしまう始末だ……
あの日以来四木とは会えていなくて抱かれていないわけで……臨美は今日四木さん抱いてくれるかなあと頭の中はそれでいっぱいだったのだ。






ウザい……というか鬱陶しい。
仕事にそろそろ方がついたので、顔を上げると組員達がチラチラと臨美の方に視線をやっていて四木は舌打ちをする。
小声で今日の情報屋何かエロくないか?前と違うよな…と呟く声が聞こえていないと思っているようだが四木にはしっかり聞こえていた。
だが、四木が苛立ちを覚えたのはそのせいだけではない。
自分がそんな風に見られていることにも自分が今どんな空気を纏っているかにもぼんやりして気付いていない臨美に対してもだった。



仕事中も度々視線は感じていたのだが、臨美の表情は物欲しそうに雄を求め欲情する雌そのものだった……
フェロモンを撒き散らしているようなものだ。組員達がヤられるのも無理はない。



だが、四木は自分以外が臨美をそんな眼で見るのを許す程寛容ではなかった。
立ち上がると臨美の手を掴み、え?四木さん?と困惑する臨美を引っ張るように事務所を出た。






「っんぅ……はっ……」



四木のマンションに着くとソファに押し倒され口付けられた。咥内を蹂躙する舌が気持ちよくて自分も舌を絡ませ、暫くすると解放され口元を唾液が汚した。


「んっ……ぁっ……」



いつの間にか制服ははだけさせられブラジャーもずらされて、四木の手がスカートの中を弄る。



「キスだけでこんな濡らしたのか?ここもこんな尖らせやがって……」



「んっ!だめっ……そこは……」



下着が湿っていたのを指摘され恥ずかしく思う暇もなく、四木の指がショーツの上からクリトリスを擦ってビリビリと痺れるような感覚がする。
グリグリと何度も指で刺激されるとクリトリスは完全に勃起し、更に愛液でショーツがグッショリと濡れていく。
爪で何度も引っかかれると臨美はビクビクと身体を跳ねさせ絶頂を迎えてしまった。



「おい。もうイッちまったのか?」



「あぁん……四木さん、パンツ脱がせて直接触って下さい……」



濡れたショーツが張り付いて気持ち悪いのともっと気持ちよくなりたくて臨美が上目遣いで四木を見上げると四木はどこで覚えてきやがったんだと呟いて、臨美は首を傾げるがスルスルと下着を脱がされ濡れた秘所が露わになり、四木は刺激を求めてヒクつく秘所に顔を寄せ舌を這わせ始めた。



「ひゃっ…ふぁ……!はぁん!!」



膣内を軟体動物のように舌が蠢き、臨美は四木の頭を抱き寄せる。無意識に腰を揺らし快楽を得ようとする姿はつい最近まで処女だったとは とても思えない程だ。



「んんっ!あぁっ……おまんこ気持ちいいですぅ……」



「ひひゃらひぃな……」



「ひゃう!しゃべっちゃらめっ………ふぁぁ……」



いやいやと首を横に振る姿はまるで子供のようだ。
四木は秘所から顔を離し、今度は指を挿入する。



「っ……あっ……」


「随分簡単に入るな。濡れてるとはいえこの間まで処女だったのになあ……?」


指をバラバラと動かしながら四木は眉間に皺を寄せる。



「ふぁ……?四木さんに会えない間自分でシてたから……あんっ!!」



指が腹の下辺りを掠めると臨美は身体を跳ねさせる。



「自分で慰めていたのか?」



「はいっ……四木さんにされたの思い出して……我慢できなかったからぁ……ふぁ!?そこ変!……やらぁぁ……」



何度もGスポットを押してやると臨美の膣内は四木の指をキュウキュウとキツく締め付ける。同時にクリトリスにも触れてやると背を仰け反らせた。



「やらっ!クリもさらたらぁ……私またぁ……あぁー!?」


二点への責めに臨美は二度目の絶頂を迎えはあはあと荒い息をしていたが、ジッパーを降ろし四木がすっかり硬くなった自身を取り出すとうっとりとした表情で自身に目をやり四木を見上げる。
これが欲しくてたまらない……
また頭が真っ白になるくらい突いて熱い精液を中に出して欲しいのだ。



「あ……四木さんのおちんぽ早くおまんこに下さい……欲しくてたまらないんれす……」



「ああ。望み通りに嵌めてやるよ!」



「っ……!あぁっ!?挿ってる……四木さんのおちんぽ私のおまんこにぃぃ……はぁぁ……」



ズプリと挿入されると臨美は歓喜に震える。
この熱が欲しくてたまらなかったのだ。臨美は四木の背に腕を回し脚を絡めた。四木が腰を振り出すと臨美はそれに合わせるように自らも腰を振る。



「自分で腰振りやがるなんて本当いやらしい身体をしているな?」






「だって……気持ちいいの……腰止まんないよぉ……ふぁぁ!!」



イイ所に当たるのか、臨美の膣内は四木を離すまいと締め付ける。
奥を掠めると臨美身体はビクビクと跳ね、腰を掴み奥を何度も突けば臨美はポロポロと涙を零した。


「ったく……この前まで処女だったくせにこんなエロくなりやがって……」



どうするんだ?と耳元で囁くと、耳も感じるのか耳らめっと臨美は身体を震わすが四木はお構いなしに耳に舌を這わせる。



「あん…あぁん!四木さんが悪いの……こんな気持ちいいこと教えるから……」


「責任は取ってやる……臨美……そろそろイくぞ?」



臨美の媚態と膣内の締め付けに四木もそろそろ限界だった。


「んんっ!私も……あっ……あぁぁぁ!!おまんこ四木さんの精液でいっぱいらのぉぉ……はぁぁん!!」



四木が子宮口に精液を放つと臨美も絶叫し意識を飛ばした。





「ん……四木さん?」



「起きたか……」



目が覚めるとまた四木の腕の中だった。
髪を撫でる手が気持ちよくて臨美は四木に抱きついた。



「まさかお前がこんなにセックスにハマるなんてな……」



「っ……!だって四木さんが気持ちよくするから私セックスなしじゃ……」



「まあ責任は取ってやる…元々そのつもりで手出したんだからな……」



「っ……!お願いしますね?」



頬を赤らめて微笑む臨美はとても可愛いらしいのだが、やはり今までと違い妙な艶っぽさを醸し出していて四木は溜息を吐く。
快楽を覚えたばかりで色々垂れ流しになっているようだ……本人が無自覚なのがまた質が悪い……



とりあえず事務所であんな物欲しそうな顔で色気を垂れ流しにされては危ないので事務所には暫く来させないようにしようと四木は誓うのだった。
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