コンドーム

臨美ちゃんほとんど出ません。そして四木さんが最低w




「あれ旦那買い物ですかぁ?」



「チッ………何でもない気にするな。」


「ちょ……舌打ちしたでしょう今!?あれ何持って……」



臨美のマンションに行く前にコンビニに寄った所何故か赤林が運悪く居合わせ、四木は忌々しく舌打ちをする。
寄りによってこんなタイミングで……
四木は手にしていた物を咄嗟に後ろに隠そうとするが、目ざとい赤林はそれを逃さずに四木の手を掴み阻止してしまった。



「あれえ?これコンドームじゃないですかぁ!へえ…旦那臨美ちゃんとヤったんです?」



ニヤニヤとからかう赤林に四木は再び舌打ちをし赤林を睨むがそんなことで怯む赤林ではない。
嫌な所を見られてしまったと四木は溜息を吐く。



「でも旦那避妊とかしない人でしたよねぇ。前も女と揉めてましたし。」



「っ……仕方ないだろうが。アイツはまだ高校生なんだからな………」



「まあ高校生孕ませたらさすがにマズいですもんねえ?でも旦那がゴム買うなんて写メでも撮っとけば良かったなあ……」



「死にてえのかテメェ………」



「ちょ…こんなとこで止めましょうよ!?じゃあまた!!」


殺気を放ちだした四木にヤバいと思った赤林はそそくさとコンビニから逃げるように走り去って行った。






「あの旦那がゴムねえ。何気に手が速い旦那がなかなか手出さなかったみたいだしあのお嬢ちゃん大事にされてるじゃないの………」



赤林は先程の四木の様子を思い出し苦笑するのだった。






「四木さん。あの……そのまま挿れるんですか?」



「ああ?何か問題でもあるのか?」



「っ………でもっ!」



「中に出さなきゃ大丈夫だろ。やっとお前を抱けるのにこんなことで止められねえしな………ほら、挿れるぞ?」



「あっ……待ってくださっ……んんっ!!」






数日前、初めて抱いた時避妊なんてしない四木がコンドームを持っているはずがなく、躊躇う臨美を説き伏せそのまま事に及んだわけなのだが、その間も終わった後も臨美は不安そうにしていて、今までそんなことを思ったことはなかったのに物凄く罪悪感が湧き、臨美にそんな顔をさせたくない…そう思ったのだ。



「まさか俺がこんな物を買うことになるなんてな………」



今まで自分の快楽しか考えていなかった自分が避妊しようと思うなんて相当自分は臨美が大事なようだと四木は苦笑しながら臨美のマンションに向かうのだった……




ゴムの日らしいので(`・ω・´)
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