僕だって男なんです
新のぞで幼なじみ

初めての日と微妙に繋がってます。





『私新羅のお嫁さんになりたいなぁ』

臨美が笑い幼い自分も嬉しそうに笑っている。そんなワンシーンで新羅は目が覚めた。


「夢か。」


隣を見れば臨美がスヤスヤと寝息をたてていた。あれは臨美が生理になった時の夢か…そう苦笑しながら隣で眠る臨美の寝顔を見やる。


あれから6年経ち、新羅も臨美も高校生になり付き合いは未だに続き相変わらずいつも一緒にいたり臨美が泊まりに来たりするのだが、2人はまだ恋人とかそういう関係ではなかった。新羅は臨美を女として好きだったが臨美の方はどうなのかわからないのだった。いや…間違いなく好かれてはいるのだが、男として好かれているのかは些か疑問だ。何故なら臨美はこうやって泊まりに来て無防備に一緒に寝たり、昔と変わらず一緒にお風呂に入ったりするのだから…いくらなんでも意識していたらこんなことが出来るとは思えない…新羅の方は臨美に身体を寄せられて眠られムラムラして眠れないし、臨美の裸で抜いたりしてしまうと言うのに。


セルティも一緒に寝たりお風呂に入る臨美に対して、『臨美、いくら何でももう高校生なんだし新羅とはいえ男の所に泊まるとか一緒に寝たりは不味いと思うぞ?』と注意したりしていたが、新羅といるのだめなの?と泣きそうになった臨美を見て、『いや…そういうわけじゃ!私も臨美が来て嬉しいし』と慌ててしまっていた。
しかし、新羅の気持ちにも気づいているらしく、『臨美に手荒なことはするんじゃないぞ?泣かせたくはないだろう?』と最近では釘を刺してくる始末だ……


もちろん新羅だって大事にしたいに決まっている。泣かせたいはずなどなかった…しかし、中学まではともかく来神高校に入学してから新羅は不安になったのだ。中学までは臨美の周りには新羅しかいなかったし臨美も新羅ベッタリだった…それは今も変わらないのだが、高校に入ってから平和島静雄と門田京平が現れ臨美の周りの男が自分だけではなくなったのだ。2人といる臨美は楽しそうだし、何より2人が臨美を好きなのは明らかだった。新羅と臨美が2人でいると刺すような視線を感じるのだから気づかないわけがない。
臨美は鈍感で2人の気持ちには気づいていないだろうが、このままではいつか臨美が取られてしまうかもしれないと焦り始めたのだ……それにもう我慢できそうになかった。新羅は臨美ともう今まで通りではいられないかもしれないが、行動を起こすことに決めた。



「新羅今日泊まりに行ってもいい?」


学校が終わると臨美が腕に抱きついて来て見上げる。


「もちろんだよ。」

ちょうどいい。今夜はセルティが仕事でいないと言っていたしチャンスだなと新羅は笑った。



「新羅今日セルティいないの?」


「うん。今日仕事あるみたいで。」


夕飯後セルティがいないのを不思議に思ったのか尋ねてきた臨美に新羅が答える。


「セルティがいないと寂しい?」


「え…あ!そういうわけじゃ…新羅いるし。お風呂入ろう?」


「うん。」


「新羅ぁ!洗って?」

お湯に浸かり温まると臨美は座椅子に座り新羅を見上げる。

「はいはい。」


新羅は背中や項をスポンジで擦ると次は前にも手をやる。


「痛くない?」


「うん!」


やわやわと胸を揉まれながら洗われても臨美は疑問に思わないらしくされるがままだ。新羅はそのまま手を下に移動し秘所に指を挿れて綺麗に洗う。



「ん…新羅ぁ…ムズムズするよぉ……」

「あ!ごめん…流したらもう上がろうか?」


「そうだね!」


無邪気に笑う臨美は前屈みになっている新羅には気づかなかったようで新羅はほっと溜息を吐いた。


「臨美髪乾かした?」


「うん。」


髪を乾かした臨美が欠伸をしながらベッドに入ってくる。臨美は新羅のTシャツ一枚だけという格好でうっすらと乳首が透けていて新羅はゴクリと生唾を飲み込むと臨美にのしかかる。


「新羅?どうしたの?重いよ……」



新羅の行動を不審に思い首を傾げる臨美のTシャツを脱がせてしまえばパンツ一枚だけの姿になり臨美は困惑する。



「新羅…?どうして脱がせるの?あ…何でおっぱい揉んで……あん!」


ふにふにと胸を揉まれ乳首を摘まれコリコリと転がされれば臨美は嫌々と首を振る。



「や……新羅怖い!なんか変だよ……」

ガタガタと震え瞳を潤ませる臨美を見て新羅は真剣な表情になり臨美は今まで見たことのない新羅の表情にドキっとする。


「臨美は僕のこと何だと思ってるのかな…無防備すぎるよ!僕が幼なじみで男っぽくないからこんなことするなんて思ってなかった?僕はいつも臨美が側にいる時こういうことをしたいと思ってたんだよ。好きな子が側にいてそう思わないはずがないだろ!?」


そう叫んでしまえば臨美はしばらく固まってしまったが、新羅の頬に触れると顔を近づけた…



「臨美?」


「新羅私が好きなの?嬉しい……私も新羅が大好き!!」
「臨美…あのね。僕の言う好きって……」

君の思ってる好きとは違う…そう言おうとしたが出来なかった。臨美が新羅の口唇を塞いだからだ。


「わかってるよ。新羅大好き……」


裸で抱きつかれて新羅の理性がブツリと切れる音がし、新羅は臨美の胸に吸いつく。


「あ…新羅ぁ!んん、やん……」


「可愛い…腰揺れてる。感じてるんだ?」


「わかんないよぉ……ひゃ!噛まないでぇ!!」


甘噛みすれば臨美はポカポカと新羅の頭を叩くが新羅は気にしない様子だ。そして胸から顔を離したかと思えば今度は下肢に顔を近づけられ熱い息に臨美は身体を震わせる…


「臨美パンツ濡れてるね。気持ち悪いだろうから脱がなきゃね?」


「あ…待って!だめ……」


慌てて止めさせようとするが、簡単に取り去られ脚を高く持ち上げられ秘所を新羅に晒してしまい臨美は真っ赤になる。
どうしてだろう…裸なんていつも見られているのに今はこんなにも恥ずかしくて仕方がない……新羅の眼が男のものだとわかってしまったからなのだろうか……

「ヒクヒクしてるね…舐めて気持ちよくしてあげる。」


「あ!ひゃ…だめ!汚い……あん……あぁ!」


チュルチュルとわざとらしく音をたてて膣内を舌で刺激され啜られれば身体が熱くて仕方ない。こんな所を舐められてるのに新羅の舌が気持ちよくて思わず新羅の頭を抱きしめてしまう…


「あん、ぁあ!だめ…おかしくなるぅ!ひゃあぁ!!」


「エッチなマン汁いっぱいだね…こっちはどうかな?」


「ふぁ?っ……!やぁぁ!そこは!吸っちゃらめぇぇ!!あぁー!!」



顔を出した肉芽に吸いつかれれば臨美はビクビクと身体を跳ねさせて絶頂を迎えくったりとしてしまった。


「イったみたいだね。」


「イく……?」


よくわからないけど気持ちよくて頭が真っ白になることだろうか?ぼんやりと思えば下肢に熱い塊を感じてそれが何か理解し茹で蛸のようになる。


「ねぇ…これ挿れていい?臨美と繋がりたいんだ……」




「あ……」



新羅の自身はいつも見るのとは違い赤黒く血管が浮き出て勃ちあがってこんなにおっきいのを挿れて大丈夫なのだろうか?と臨美は不安になる。


「だめ?臨美……」

「んっ!ひゃ……らめ……」


自身をグチュグチュと肉芽に擦り付けられると臨美からは甘い声しか出ない。こんなことされたら変になっちゃう…もっと奥に欲しい。臨美は身体が疼くのを感じて新羅を見上げる。

「あん……新羅ぁ…新羅の欲しいの。身体熱くて私……」


そう懇願すれば新羅は自身で肉芽を苛めるのを止めてそのまま秘所に押し当てた。



「臨美……挿れるよ?」


「うん……っ!ひっ……あぁっ!!」


ズプリと自身を挿入されれば身体を引き裂かれるような痛みと熱さが襲い臨美は悲鳴を上げる。繋がるのがこんなに痛いなんて……怖い…怖いよ……


「臨美力抜かないときついよ……」


「あ、無理だよぉ!痛いの……」


痛みで身体を強ばらせてしまい臨美がは涙で潤んだ瞳で見上げれば新羅はチュッと口唇を塞ぎ舌を絡める。


「んっ…ふぅ!んんっ!」


新羅の舌に翻弄され意識がキスに集中し力が抜けてしまえばズンと一気に奥まで突き上げられ臨美は目を見開く。


「あぁ!?ひゃあ……待ってぇ……」


「ごめん、もう抑えられないよ。すぐよくなってくるから…」


「ひゃぁん!あぁんっ……激しい……壊れちゃう!!」


腰を掴んでジュポジュポと激しく抜き挿しされれば臨美はしがみついて喘ぐ。段々痛みが薄れ身体の奥が熱くなり始めていて戸惑う…


「あっ、あっ!新羅ぁ!私変だよぉ……身体熱いの!!」


「可愛い…気持ちよくなってきたんだね?僕も臨美の中が気持ちよくてたまらないよ……」


「ふぇ?新羅もきもちい?……うれし……ひぁぁん!それだめぇぇ!!」


「ここかな?どう?」


「あぅ!いやぁ!お願いおかしくなりゅぅぅ!!」


Gスポットをグリグリと擦ってやれば膣内がキュウっと締まり臨美はポロポロと涙を零す。そしてきつい締め付けに新羅もそろそろ限界だった。


「臨美…イくよ?くっ……!!」


「ひっ!あん!おちんちんビクビクしてりゅぅぅ……らめぇぇ!!お腹熱いのぉ!!あぁぁ!!」


中にたっぷりと熱い精液を注がれれば臨美もビクビクと身体を跳ねさせて絶頂を迎えた……


「新羅ぁ…はぁん…」


「臨美大丈夫?でも良かったなあ。臨美がちゃんと男として見てくれてて…一緒にお風呂入ったり無防備すぎるからてっきり……」


情事後繋がったまま臨美にそう言えば臨美はうぅ…と俯く。

「だって…昔から一緒だったからつい癖で……それに私新羅のお嫁さんになるって言ってたじゃん……」


「臨美…僕もずっと臨美だけだよ…」


「嬉しい……あ、なんでおちんちん硬くするの?」


「臨美が可愛いこと言うからだよ…セルティいないしせっかくだから朝まで付き合ってもらおうかなあ?」


「朝まで!?あん!や…壊れちゃうよぉ……」


第2ラウンドが始まり臨美は朝まで抱かれ、帰ってきたセルティが裸で抱き合って眠るのを見て新羅を叩き起こして説教をしたのは言うまでもなかった。


そしてその日から臨美が新羅とお風呂に入るのを恥ずかしがるようになり新羅は苦笑するのだった…


新臨で幼なじみでした!
いつも幼なじみ設定ばっかりなんですがw
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