例えば空想の出来事ならば




空想の話としてならば言葉にしやすい
例えば
どうにも処理出来ない感情が今ある
私は環境の変化に(弱)いのだ
雷にでも撃たれたかのような衝撃が私を貫いた
『私の関係者が身籠もった』
世間一般的には喜ばしい事が私には不快なのだ
何故だろう?
家族が増えるのは喜ばしい事なのに
環境が変化する事実が受け入れられない
だからまた私はカッターを手にしている
皮膚に喰い込む感触が堪らなくない
どす黒い血が流れる
泣けない変わりに血が私の涙となる
ああ
私は狂っているのでしょうか?

コウノトリが運んでくるだなんてたかが空想
だと私は思う
事実
夢物語
それが叶うならば世の親達は子に恵まれないなんて云わないだろう


ヤるだけヤって子が授かったら女を捨てる男を私は何人も見てきた
そうやって男は自らの罪を女一人に押し付ける
最低な男
そんな男
産まれてきた子に殺されるよ?
人間の怨みは恐いのだから

やっぱり私は狂っている
否定的な事しか考えられない私
(弱)からと云って甘えている私
一番最低なのは私なのかもしれない

例えばこんな空想




fin.
2009/07/11

+.゚璃花゚.+

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