小ネタ集
。..。..。その口、縫い付けて。..。..。
雪燐
「兄さんって実践派だって云ってたよね?」
「ああ」
「…じゃぁさ?コレも実践派?」
−ギ シ−
椅子のスプリングが唸る。
「!?っ」
「優しく実技してあげるから」
「ホクロ眼鏡の癖に生意気だ」
「生意気なのは兄さんでしょ?キスで縫い付けてあげるよ。その口」
・・゚゚・・゚゚・・END・・゚゚・・゚゚・・
。..。..。抱きしめたい。..。..。
志摩→燐
この両手で抱きしめたら、どんな感触なんやろ?
きっと女の子みたく柔らかくはないんやろな。
男やからゴツゴツしそうや。
ああ
抱きしめてみたい
抱き締めてええかな?
でも抱きしめるだけじゃぁあかん。
ほんまに抱いたる
犯したいわ 奥村君…
・・゚゚・・゚゚・・END・・゚゚・・゚゚・・
。..。..。真珠はこんなにも青い瞳。..。..。
勝燐
目を合わせれば綺麗な青い瞳が映る。肌も健康的な色をして綺麗や。こんな奴があのサタンの落胤だと思えん。
「勝呂…?」
「ちょお黙っとけ」
「青い真珠みたいやわ」
「何が?」
「奥村の目ぇがや」
燐の胸倉を掴み睨みつけるような目で彼を見る。
「なに云ってんだ…」
「いや、俺ん中で、かいらしく金魚みたいに跳ねんやと思うたら、とてもサタンの子ぉとは思えんねや」
「なっ///、だからってこの状況とは関係ねぇだろ?」
「その目ぇ見たら、衝動が抑え切れのぉなった」
「はぁ?」
「せやから−」
勝呂は燐のネクタイを解き、雪男の名前を出し、キスをする。
「いつもみたいに物欲しげな顔をしいや」
「っふ…んぁ」
「その顔、奥村先生にしたら、即行喰われるえ?」
「しねぇよ…てか物ほs−んうっ」
「黙りぃ。先生と一緒の部屋や云うやないか。何かサてとるんやと思うたら−て逃げるんやない」
「ん、…何で雪男の話が出てくるんだよ?」
「最近、お前を見る目ぇが違おうて見えるんや。何やろ、やらしような」
「いやらしい?いやらしいのは志摩だろ?確かに雪男もムッツリタイプだけど」
「…っとに幸せモンやなぁ」
燐のシャツのボタンを第一第二と外していく。
「お前、奥村先生と志摩に狙われとるんも知らんのか?」
「おい、何ボタン外してんだよ??アイツらに命狙われるとか意味分かんねぇし」
勝呂の手を掴み抵抗する。
「命狙われとる?ブハっんな訳ないやろ。狙われとるんは−」
「!イテっ」
−ガブリ−
首の付け根を噛み、舌で筋を舐めると声が漏れる。
「お前の身体と心や」
「ぁ…
んぅ
…勝呂、やめ…」
「お前は俺のモンや」
「こ、此処(教室)…じゃシねぇ約束、だろ?」
「…なら、俺の部屋来るか?」
−レロ−
「ぁ…お前の部屋、じゃ…声、が漏れ…、旧男、子寮の最上かい…の690ごう…室、なら端だし、俺達の部屋から…遠い、」
「ええんか?奥村先生もおる寮やぞ?」
ブラウスを脱がすと隠していた尻尾がニョロっと出る。その尻尾を掴むと一瞬ビクついた。
−ニ゙ュッ−
「っ!…あぅ…こ、此処よりマシだし、いつも勝呂の部屋じゃ…ぁ…気になって集中出来ねぇんだよ。ぁ、…志摩や子猫丸が隣の、部屋にいるんだろ?」
「…」
燐は勝呂に抱き付きつき、別室に行こうと提案する。勝呂を煽るとも気付かずに。
「…今、煽ったの業とか?」
「は?ちょっ、なにす−−」
−コンコン−
突然ノックが聞こえ、二人は動きを止める。この部屋は塾で使用するが授業も終わり、今は誰も来ない時間だ。しかし、誰かが忘れ物を取りに戻ってくる可能性は低くはない。そもそもこの部屋で事を成そうとする方が困難なのである。次からは此処では出来ないと悟った。
『?!!』
「…何時終わるのかと廊下で待機していたのですが、そろそろお開きにして貰えませんか?」
「ゆ、き!!」
「!?お く
…むら せ、んせい
」
「此処は神聖な学び舎ですよ?君達の性春で汚さないで下さい」
雪男は呆れ顔で二人を見る。「全く…」と溜め息を漏らし、
「続きは先程、奥村君が云っていた部屋で行って下さい。ソコなら声も音も僕らの部屋には届きませんから。直ちに身なりを正し、退室。良いですね?」
『
…はい
』
「よろしい」
淡々と云う雪男に二人はただ従うしかなかった。怒りを醸し出している事は明らかだ。因りによって雪男とは運の悪い。否、誰であったとしても今の二人の状況は見られてはいけない。
「では僕は此処で明日の授業の準備がありますので。あと、奥村君は尻尾を隠すの忘れずに。帰宅が遅くなるようだったら連絡して下さいね」
カバンから色々と取り出しながら退室を促す。
「し、失礼しましたっ」
「待てよ、勝呂!」
サササっと勝呂は燐を着衣させると慌てて退室する。雪男は二人を見送ると今度は深く溜め息を吐いた。
「……はぁ」
・・゚゚・・゚゚・・END・・゚゚・・゚゚・・
。..。..。棺の中には誰も居ない筈なのに、君は花の棺に眠っていた。..。..。
雪燐 死ネタ
「…」
"兄さん"と呼びたいのに声が出ない。僕の目の前に居るのは兄さんだ。これは確かに現実。何故こうなったかは覚えていない。この手で手に掛けたのだ。実の兄を。この手で。最期の止めを。僕はこの作戦に反対だったが、上層部からの命令には従わざるを得なかった。だから"最期は"と。兄さんの力になりたかった筈なのに。それどころかもう護りたい人は居ないのだ。僕の目の前に眠っている事が嘘だと鳥は歌ってはくれなかった。
「
…にいさん…
」
辛うじて出た言葉は掠れ小さかった。
・・゚゚・・゚゚・・END゚゚・・゚゚・・゚゚
。..。..。メルヘンバンビの穴の中程。..。..。
志摩燐
「奥村君がもしバンビやったらどないかいらしいんやろ?
「はあ?」
何を云い出すのかと思えば、また突拍子のない発言。どっからバンビが出てきたんだ?てかバンビて何だっけ?
「バンビって何だよ?」
「Σバンビ知らんの?小鹿ちゃんゆう意味や」
「小鹿?」
「そ。小鹿ちゃんのかいらしい瞳、耳、口、まるで奥村君みたいやろ?」
"小鹿"の単語を聞いてピンときたが釈然としない。男に対して"小鹿"だの"可愛い"だの云うものではない。
「小鹿ちゃん(´∀`)」
「小鹿云うな!!」
「尻尾がヒクっと尻の穴にくっ付くの想像してみたら思い出したんや。見奥村君が俺の腕の中でアンアンしてるのぉをww昨日─「わー!!」
志摩の言葉を遮り、燐は大声を上げる。耳を塞ぎ「耳元で大声出すんはイジメやで?」なんて反省の色が見られない。ヘラヘラ笑っている志摩とは反対に顔が赤い燐は「お前が悪い」と反論したが効果は無かった。
「昨日な?昨日、奈良公園行った時に見たんや。鹿の尻尾キュッとするの」
昨日は日曜日。志摩は女の子とデートするのは知っていたが、実際言葉に出されると心臓が痛む。恋人とは云え、燐は男なのでやはり元来好きな女の子の方が良いに決まっている。
「昨日?」
「デート。その女の子ぉがまたかいらしぃて堪らんのや
」
「…デート…」
急にしおらしくなった燐に気付き、自分に引き寄せる。
「嘘や嘘」
「うそ?」
「たまには奥村君を虐めてみたくなってなぁ」
「いつも虐めてるのは何処の誰だ?」
「若先生やないの?」
「何で雪男が出て来るんだよ?」
燐を押し戻し覗き込む。まだ顔が赤い。
「例えば、女の子とデートしたて云うたら奥村君がどんな反応するんやろかと思たら、おもろいかなと」
「…」
「奥村君?」
「…に、」
「妬いたに決まってんだろ!このエロピンク!!」
「や〜、かいわしい小鹿ちゃんやわ(
´∀`
)ほんま。キスしてもええ?」
「///勝手にしろ」
「メルヘンバンビちゃんにchu〜#sozi1530_w#」
「うわっやめろその呼び方」
「色気ないわ…」
「ほっとけ」
・・゚゚・・゚゚・・END゚゚・・゚゚・・゚゚
2011*06*13
-umi-
ごちゃまぜ。10行程で収めるつもりが収まらなかった***
単品で近々アップします。
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