白雪姫は孤独なる純白





「(リディさんっ)」

誰も居ない部屋。
手首を手錠で拘束され、閉じ込められている。
ラー・カイラムで数少ない完全防音の一室。監視カメラはなし。ロンド・ベルでのこの少年における接触に関し、一番深く関わった人物。リディ・マーセナスが選ばれた。



「リディさん…」


男の名を呼ぶ少年の声には色が宿っている。
欲に奏でられた色が。


「あ……」

拘束衣を身に付けた少年の身体は熱を増し、息も絶え絶えに変調していく。

「っク、イク……」

白雪姫は頬を林檎色に染めながら絶頂を迎えた。

「アンッ〜リディさ…」

ニュクニュクと少年の先端から飛び立つ精液は床を汚す。ベッドに腰掛けた状態でのマスターベーションをした少年はそのまま上半身をベッド上に投げ出した。

「はぁ…はぁ」

息も上がり瞳は涙脆く潤っている。

−ジャラ−

涙を拭こうと近付けた手から鎖の音が聞こえ、少年の置かれている環境を思い出させる。


「そうだ…俺、捕まったんだっけ…」

同体勢でペニスに触れると元気良く立ち上がり、横から見ると上半身よりペニスの方が目立つ。

フカフカのベッドは軋みが良く、身体は沈み易い。

裏筋を指の腹でコチョコチョと擽(くすぐ)り、爪で袋を突けば、また一人舞台の始まりである。手錠が邪魔をして後ろを触りに行けないもどかしさを含みながら新たな快楽を高める。

「ふぁ、あ…ぁ…」

どうにかして後ろにも手を出したい。

「もっと…」


「そぅ…だ…、ンァ…こう、すれば…」

両足を上げて広げれば後ろを触れるかもしれないと、少年は難しい体勢を取った。

 −ガバッ−

「(触れた)」

足は自由に動かせるのは幸いだった。

後ろを刺激する前に手錠の鎖部分を裏筋と袋の間に入れ上下するとヒンヤリと気持ち良い。

「冷たい」

機械物質である手錠は熱を持たず、発熱しているペニス周辺に冷たい刺激を施す。

「コレ、良いかも…」

続いて、ペニスを鎖でグルっと一周巻けば、その時点でイキそうになる。
巻いた状態では扱くのは中々出来ない。が、多少の絞めたり緩めたりは可能だった。

この白雪姫の妖艶さと云ったらなんなのだろう?成人していない少年のまだ初々しさと男となる準備段階の途中の時期。召し上がるには勿体ない肢体だ。この少年を虜にしている男も羨ましい。マスターベーションしか行った事がない少年に悪知恵を仕込んだのだから。



「ん…(早く帰ってこないかなリディさん)」


 









終。
2012*06*13
-umi-
- 11 -
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リゼ