9話 2013.12.11更新
恥ずかしくなって隠そうとすると、鷲尾が台に近づいてきたので手をとめる。頭の下に枕を入れられ、温かいローションがタップリと体中に垂らされる。
「お腹周りと太ももを重点的にやりますが、他に希望はありますか?」
「あ…えと…胸とお尻、かな…」
「承知しました。」
鷲尾はニッコリと笑うと、手から揉み始めた。
「ん…」
誘淫剤の効果なのか、どこを触られても快感に感じてしまうガイ。鷲尾は、ガイの表情を楽しみながら丁寧に揉んでいくと、吸い付くような張りのある健康な肌は、揉んださきから血色の良い色に変わった。
「んんっ…」
脇の下のリンパマッサージを終え、手が胸に移ると、乳首はもうプックリと立ち上がっていた。
「なるほど、揉めるくらいの肉がついてますね。」
鷲尾は、脇の下から脇腹をかすめて、ガイの胸の肉を掴むように揉む。
「んあ…」
指先が乳首に触れる度に、ガイは体をよじるようにして内股を擦り合わせた。
「リラックスして下さい。力を入れてはいけません。」
「だって…あんっ!」
両の乳首を摘んで軽く引っ張ると、クンと顎をあげる。
「乳首が…ジクジクするの…」
「揉まれて血行がよくなれば、普段何ともないところも、感じたりするものです。」
「あ…ああっ…」
チラッと股間に目をやると、ガイの性器はすっかり勃起していて、ビクビクとふくよかなお腹の上で跳ねている。鷲尾は、それを眺めながら手を腹部に移した。
「はあ…はあ…」
脇腹から臍に向かって、絞るように力を込めて手を滑らせる。
「やはり、下半身の方がよりふっくらされてますね。」
「う、うん…」
鷲尾が、腹を見ているのか股間を見ているのか、ガイには判断がつかない。しかし、ガチガチになった自分の性器は、お腹の肉を揉まれる度にいやらしい汁を垂らしながら、左右に揺れた。
「はい。うつ伏せになって下さい。背中から腰を揉んで、足先からお尻を揉みます。」
「はぁ…はぁ…うん…」
ガイが、火照る体を動かしてうつ伏せになると、タラリとローションが体全体に垂らされた。体の裏側は、どこを揉まれてもビリビリと電気が走るみたいに快感が身体を巡った。特に臀部の肉と太ももを揉まれると、耐えられないくらいの快感が走り、先程刺激されたアナルはヒクヒクと蠢き、身体中から汗が噴き出し始める。鷲尾は、臀部の肉を左右に広げるように揉み、足の付け根のリンパを特に念入りにマッサージした。
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