5話 2013.12.07更新
様々な刺激とやり方でガイの興奮と体温を高めてやれば、マッサージ効果も良くなるはずで、鷲尾の性的欲望も満たされる。浣腸は、ガイのアナルを見たり触ったりする為の鷲尾の淫らな考えから生まれた手段であり、剃毛などを経て、痩身という名目の性的マッサージが最終的な目的なのだ。特異な環境に生まれたガイは、すでに数回鷲尾のマッサージを受けている為、今回のことにもほとんど抵抗を感じない。ガイの身体の変調と言葉は、鷲尾を内心喜々とさせるものだった。

「ああんっ!」

中身を全てガイの体内に吐き出した浣腸器が、ヌルリと抜ける。ガイは、崩れるように上半身を台に預けると、肩で呼吸した。

「はあっ…はあっ…」

開いたアナルが、ヒクヒクと蠢きながら閉じていく様を見て、鷲尾はたまらなくなった。射精しなかったのは残念だが、それがかえって鷲尾の執拗な行動を誘う。

「大丈夫ですか?、ガイ様。」
「はあ…はあ…うん…」

鷲尾は、惚けたような表情のガイを助け起こした。

「さあ、浣腸液を出してしまいましょう。」

台に座らせて、微笑む。

「まだ…お腹、痛くならないよ?」
「…え?」

驚いたように、ガイの下半身を見つめる。

「それはいけません。」

濡れそぼり、ビンと勃起した性器を見つめながら、鷲尾はグイッとガイの股を開いた。バランスを崩して、後ろに手をついて鷲尾を見上げるガイ。

「私としたことが調合を間違えたか…」
「…え?」
「なんとかして、掻き出さないと…」

困惑した表情で道具類を置いてある場所まで行くと、鷲尾はいくつかの器具を持ってガイのところに戻った。

「申し訳ございません、ガイ様。ここで、お出し下さい。」
「え?…やだ、恥ずかしいよ。」
「私も、お助けしますから。どうか、浣腸液が全部出るまで確認させて下さい。」

台の下に、洗面器のような器を置いて、ガイに頭を下げる鷲尾。ガイは、顔を赤らめながら鷲尾を見つめた。

「でも…」
「恥ずかしがることはありません。私のせいなのですから。」

鷲尾は、そう言いながらガイに近づくと、ガイの腰を半ば強引に持ち上げて、ガイの体を台の端まで移動させた。

「台の端に足をついて、腰を浮かせるようにして、お尻を突き出すようにして下さい。」
「う、うん…」

ガイは、仕方なく言われる通りにした。横から背中を支えてやりながら、開いたガイの股間に手を伸ばし、アナルを撫でる鷲尾。
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