4話 2013.12.06更新
「うん…」

鷲尾は、潤んだ瞳で見つめてくるガイを手伝いながら台の上に上げると、四つん這いになったガイの背後に廻り、尻肉を揉みながらアナルを凝視した。キレイな薄ピンク色だったアナルは濃いピンク色に変わり、何かを欲してるかのように膨らんでヒクヒクしている。

ああ。これにチンポを差し込んだら、どれほど気持ちいいことだろう。

「先生?」
「ああ、すまない。あまりに魅力的で、つい見とれてしまった。」
「………」
「さあ、最後の浣腸液を入れるからね。」
「うん…」

自ら尻を突き出すガイに、鷲尾は尻肉を広げながら特製の浣腸器を押し当てた。薄いピンク色をした半透明の円筒形のそれは、表面がウネウネと波打っている。

「なんか太い…はんっ!」

少し挿入されただけで、ガイはビクンと顔を上げた。

「あっ…ああっ…くひっ!」

浣腸器の先端ではなく、浣腸器そのものが挿入される感覚に、ガイは息を荒げながら耐えた。波打つように凸凹した、浣腸器の膨らんだ部分がアナルの入り口を通過する度に、体を震わせながら顔を振る。

「はあっ…ああんっ…せんせっ…」

亀頭を潤ませるだけだった先走りが、糸を引いて台に垂れ始める。

「もう少しで全部入りますからね。」
「くうう…」

なんと卑猥な光景だろう。鷲尾は、そのまま浣腸器を激しく出し入れさせ、ガイをイカせたいという衝動を必死に押し殺す。

「よく我慢しましたね。大きく呼吸しながら、力を抜いて下さい。浣腸液を入れながら、抜きますから。」
「はあっ…はあっ…」

ガイは、涙を溜めた表情で鷲尾をゆっくり振り返った。

「せんせ…ボク、イッちゃうかも…」
「え?」
「浣腸されてるだけなのに…なんだか気持ち良くて…イッちゃうかもしれない…」

鷲尾は微笑んだ。

「そうですか。気にしなくていいですよ?。敏感なところを刺激されてるのですから。この際、何もかもキレイに出し切って、身体の内側からもスッキリしましょう。」

浣腸器を引き抜きながら、およそ浣腸液とは言えない液体を注入していく。

「はう…あったかい…あっ…ああっ…」

やはりアナルの入り口が波打つ浣腸器によって広がる度に、ガイはビクンビクンと体を震わせた。

鷲尾がガイを浣腸する理由は、本来の目的とは違うところにある。鷲尾でも、痩身マッサージを受けにきたガイに、みだりに触れることはできない。あくまで、マッサージ効果を高める為の下準備なのだ。
- 4 -
[*前へ] [#次へ]
戻る
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
リゼ