10話 2013.12.13更新
「いい感じに、汗をかき始めましたね。身体が熱いでしょ?」
「はあ…はあ…うん、ポカポカして…すごく気持ちいいの…」
鷲尾は、ガイの足下に廻ると、ガイの足を広げた。体を倒しながら、膝裏の辺りから太ももの付け根まで、掴むようにして手の平を滑らせる。
「はぅ…」
片方ずつ何度か行ううちに、鷲尾の手の親指がアナルに入り込む。
「あん…」
ガイは、体を反らせて顎をあげた。鷲尾は、それを何度か繰り返すと、両方の親指を同時に押し込んだ。
「ああん!」
浣腸で解されたガイのアナルは、難なく指を受け入れた。手を滑らせては指を挿入し、アナルに入った指を広げるようにグチュグチュと動かす鷲尾。ガイの尻や太ももは、湯気が出る程熱を帯びピンク色に染まっていった。
「はううっ…せんせ…」
「うん?」
「また…お尻…」
「そうですね。」
鷲尾は、同時に入れた二本の親指を動かしながら、ガイの尻肉を揉んだ。
「あうっ…せんせっ!」
海老反りに仰け反って、体をビクビクと震わせるガイ。ガイのアナルは、中が見える程に広がるようなった。
「そんなにされたら、またボク」
そのまま、またイッてしまうと思ったガイだったが、指はあっさりと抜け、ガイはクタッと突っ伏して『はあっ、はあっ…』と呼吸した。何かの音が背後でするのは分かったが、ボーッとした頭ではそれが何の音なのか分からなかった。サワリと布のようなものが背中に触れるのを感じた後、下半身に温かい重みを感じるガイ。
「あっ…ひいっ!」
強烈な熱と質量を尻に感じて、ビクウッと手をついて体を反らせる。背中に触れたのは鷲尾の着ている白衣で、尻の穴をこじ開けようとしているモノが鷲尾の性器だと分かった時には、ガイは鷲尾に背後から抱きしめられていた。
「あっ…あうっ…」
ゆっくりと挿入される鷲尾の性器。
「ひぎぃっ!」
ガイは、ブンブンと顔を振った。
「太いよ!…先生のっ!」
ガイの訴えを聞き入れたのか、性器全体の半分ぐらいが入ったところで挿入は止まり、反対に抜けていく。
「はああっ!」
また顔を振るガイ。
「んあんっ!」
鷲尾の性器が抜けると、二人共ドッと台に伏せた。
「はあっ、はあっ…」
「ハアッ、ハアッ…」
ゆっくりと、鷲尾の体が離れていく。ガイは、涙目でゆっくり振り返った。
「もう…」
「すいません、ガイ様。」
鷲尾は、膝立ちのまま頭を下げた。
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