1話 2013.12.05UP
「そう緊張しないで。」
「でも…」
「初めてではないでしょう。さあ、服を脱いで台の上に上がって下さい。」

ワシオは、ガイに背中を向けて、道具類の用意を始めた。ガイは、鷲尾の背中を見つめながら少し躊躇ったが、諦めたように学生服を脱ぎだす。

「寒いようなら、言って下さい。身体が火照るようでなければ、効果はありませんから。」
「大丈夫です…」

ガイが台に上がる気配を感じて、鷲尾は振り返った。

「四つん這いになって、お尻を突き出すようにして頭を下げて下さい。」
「はい…」

道具類を持って台に近づき、パンツ一枚の格好で四つん這いになるガイの背後に廻る。

「お母様が心配されたように、やはりかなりふっくらされましたね。」

ブリーフに包まれたガイの尻から太ももを、両手で撫で回す。

「そ、そうかな…」

ガイは、腕に押しつけた顔を赤らめた。

「ええ。これは、かなり絞らないといけません。」
「………」
「脱がしますよ?」
「はい…」

鷲尾の手が、ゆっくりとブリーフを脱がしていく。現れたガイのアナルを見つめながら、鷲尾は『足を少し上げて下さい。』と促した。

「うん…」

パンツはスルリと足を抜け、ガイは丸裸になった。鷲尾は、肉付きのいいガイの尻肉の弾力を楽しむようにしながら、尻肉を左右に広げた。

「相変わらず、キレイなアナルですね。」
「恥ずかしいから…そんなに広げないで…」
「少し毛が生えてますが、問題ありません。腸内洗浄が終わったら、前の毛と一緒にキレイに剃ってさしあげます。」
「………」
「生えてきているのでしょう?」

どうせ後で見るのだから分かることなのに、鷲尾はワザと訊いた。

「う、うん…ちょっと…」
「お父様もお兄様も、毛が生えていないのがお好みですからね。」
「………」
「もちろん将来の…おっとお喋りが過ぎました。」

ガイの尻から手を離して、器具に液体を入れる。ガイは振り返って、不安な表情を浮かべた。

「この前より多い…」
「もちろんです。ガイ様も、日々成長しているのですから。いつまでも、子供扱い出来ません。」
「………」
「最初は冷たいですが、段々温かくしていきますからね。」

鷲尾は用意が出来た器具を片手で持つと、もう片方の手の指先で潤滑剤を掬った。それを、ガイのアナルに、円を描くようにしながら塗りつける。

「あ…ふぅ…」
「いきますよ。」

浣腸器の先端を、ヌプリと差し込む。
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