7話 2013.10.10更新
薫は、目を開けて男性を見た。
「触られるのが嫌なら、見せてくれるだけでもいい。」
「………」
「それが、最初の一歩さ。それも出来ないなら…このアルバイトはやめた方がいい。君が苦しいだけだよ。」
男性は、ハンカチをしまいながら立ち上がりかけた。
「待って…」
薫の小さな声に再び座って、薫を見る。
「お兄さんも見せて…」
「………」
「そしたら、ボクも見せる。」
男性は、微笑んでからベルトを緩めた。ホックを外してチャックを下ろし、腰を浮かせてパンツと一緒にズボンを足首まで下ろすと抜き取った。
「これでいい?」
あっさりと下半身裸になった男性に、薫は口を開けて男性の股間を見つめた。
「あ…う、うん…すごいね…」
「そう?」
「大人の人の見たの初めて…おっきい〜。」
「まあ、これだけビンビンに勃起したチンポを見る機会は、普通ないよね。」
男性は笑いながら体を薫の方に向け、片足だけ胡座をかくようにしてソファーの上に上げた。薫はゴクッと唾を飲み込み、思わず顔を近づける。しばらく間近で見つめてから、震える手でハーパンを脱ぎだす。男性は、自分の勘が当たったことを確信した。この子には、そのケがある。薫は、下半身パンツ一枚になり、男性と同じ格好で向き合った。
「うっわ、ビッチョビチョ…もうイッちゃってたんだ?」
男性が顔を近づけて股間を見つめると、薫は横を向いて真っ赤になった。
「まだ…」
「グレーのボクブリが、エッチな汁で真っ黒だよ?」
「………」
男性は、顔を離して自分の性器を撫でた。
「ま、俺もだけどな。」
溢れ出た先走りが、ゴツゴツと血管の浮いた肉径をタラリと流れる。薫は、ジッとそれを見つめた。
「パンツは脱ぬげない?」
「…え?」
「あ、いいんだいいんだ別に。モッコリパンツだけで充分充分。」
男性はニコッと笑った。射精したのかと思うほど、興奮して先走りダラダラなのだ。ケがあるなら、このままで済むはずがない。ジッと薫の股間を見つめて待つ。
「あ、あの…」
「ん?」
「さ、触ったら…ダメ?」
「え?」
「お兄さんの…チンポ…」
もう、半分手は伸びかかっている。
「俺のきたねえチンポ、触ってくれるの?。嬉しいなぁ。どうぞどうぞ。触るなりなんなり、お好きにどうぞ。」
男性は尻をズラして、肘掛けに体を預けた。薫はソファーの上に上がると、這うようにして男性に近づいた。
「可愛いお尻。」
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