3話
「出ちゃうって…言ったじゃん…」
「あ、焦ったんだよ〜、ワザとじゃないからな〜。リョウヘイ君が出…その…射精出来るなんて、知らないしさ〜。」
「うく…」

ポロッと涙を流すリョウヘイに、男性看護士はうなだれた。

「すまん…パジャマも濡れちゃったし…その、チン…おチンチンも洗わないといけないから…お風呂行こ?…な?」

リョウヘイは、小さく頷く。
 
 
 
リョウヘイの病室に急いで着替えを取りに戻った男性看護士は、また急いでリョウヘイの元に戻り、服を脱いでパンツ一枚になった。リョウヘイの服も脱がせ、看護士達が宿直の時などに使う小さな浴室に、裸になったリョウヘイと一緒に入る。

「もう…まだ、おチンチンおっきいままじゃん…」

男性看護士は、シャワーからお湯を出しながら小さくため息を吐いた。

「小さくして。」

リョウヘイは、顔を赤らめて目を逸らした。

「そ、そんなこと言われても…」
「このまま洗ったら、また危ないだろ?」
「………」
「ま…体洗ってるうちに、小さくなるか。」
「無理。」
「え?…どして?」

男性看護士は、キョトンとした。

「お兄ちゃんのも、おっきくなってるから。」

自分の股間を見て、真っ赤になる。

「あ…あれ〜、どうして…って、オレのチンポがどうなってるかは関係ないだろ!」

背中をリョウヘイに向けた。

「どうして…お兄ちゃんの、おっきくなってるの?」
「ウッ…」

男性看護士は、リョウヘイの背後に廻ってお湯を掛ける。

「熱くないか〜?」
「ねえ?」

噛み合わない会話に、リョウヘイは振り返った。

「いいからほら、前向いて。石鹸つけるよ?」

チラッと看護士の股間を見て、前を向く。看護士は、リョウヘイの体にボディソープをつけて、スポンジで洗い始める。

「さすがに…射精するところ見ちゃうとな…」
「…え?」
「パンツ姿だけでも、すげえ興奮するのに…抑えがきかなくなっちまうって…」

看護士は、リョウヘイに見つめられながら、前に廻った。

「正直言うと…今直ぐにでも、自分のしごきたいよ。」

リョウヘイの胸を洗いながら呟く。

「おチン…ポ?」
「ああ。」

リョウヘイは、男性看護士の股間を見たが、体を洗われているのでうまく見えない。

「ごめんな、変態看護士でよ〜。」
「………」
「明日からは、別の看護士に替わってもらうからさ。」

看護士は、リョウヘイを見上げて微笑んだ。
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