5話 2015.06.17更新
受付の椅子に座って、スポーツ新聞を読んでいたタキタは、大きく欠伸をした拍子にようやく少年に気づいた。

「び…びっくりした〜。」

少年は、にっこり笑った。

「いいですか?」
「も、もちろんです。いらっしゃいませ。」

タキタは新聞を畳んで、少年を案内した。
 
 
 
「ガウンは…着なくていいよね。」
「…え?」

タキタは、振り返って少年を見た。

「パンツは、穿いてた方がいい?」

少年は、靴下と白いブリーフだけの格好で、タキタを見つめた。相変わらず、股間は隠さない。

「え、えっと…そうだね…」

数日前に、あんな事をした為に、タキタの方が目を逸らした。

「穿いてた方がいいかな…」

何も言わなくなった少年に、タキタは視線を戻した。少年は、悲しそうな表情で俯いていた。

「やっぱり…先生も、気持ち悪いんだ…」
「え?」
「ボクね…こんなチンポしてるからかな…よくいじめられるし、女の子にも気持ち悪いって言われるんだ…」

タキタは、ゆっくりと少年の近づく。

「オレは違う。白ブリも大好きだし、その白ブリから、はみ出しそうに勃起するチンポも大好きだよ。」
「先生…」

少年は、タキタに抱きついた。

「ボクも…先生の立派なチンポ、大好きです。」

タキタは微笑みながら、少年の頭を撫でた。

「立派かな…」
「うん…だから、今日は…」
「ん?」
「その…」

目を逸らしかける、少年の尻肉を揉む。

「ああん!」
「言ってごらんよ。」
「先生の…先生のチンポで…マッサージされたい…」

タキタはブリーフの中に手を入れて、少年のアナルに指先を立てた。

「うっ…」
「ココ?」

少年は、コクコクと頷く。

「あ…ああ…」

指先は挿入されず、入り口を撫で回すだけだ。

「この前…先生に指入れられてわかったの…あう…」
「指とはだいぶ違うよ?」
「う、うん…でも、先生なら上手く…ああん…」

少年は、タキタにしがみついて体を震わせた。

「いじわるしないで…指だけでも入れて…」
「ダメだよ。濡らさないと、指だけでも痛いんだよ?」
「うう…」

タキタを見上げて、涙を浮かべる。

「可愛いね、君は。仕方ない。ちょっと、待ってて。」

タキタは少年から離れると、チューブに入ったローションとバイブを持って、少年の元に戻った。

「コレが入るようなら、入れてやってもいいよ。」

少年は、バイブを見つめて頷いた。
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