1話 2015.06.02UP
「行ってきま〜す!」
わずかに採れた牛乳を担いで、少年はいつものように朝早く家を出ます。
「すまないねぇ。今日は、いい牛乳が沢山採れたかい?」
「うん!」
「そうかいそうかい。それはみんな喜ぶことだろう。気をつけて行ってくるんだよ。」
「は〜い!」
お爺ちゃんに心配かけないように、少年は元気よく歩き出しました。麓の街まで山を降ります。
「はあ…」
本当は、良い牛乳が採れていません。土地があまり良くなく、牛は草を思う存分食べていないので乳をあまり出さないのです。それでも少年は、食べていくために頑張ります。
「おじさ〜ん!牛乳で〜す!」
街に着いた少年は、早速お得意様を廻ります。一軒目は、怖い顔の鍛冶屋のおじさんです。
「おう、マルクじゃねえか。」
怖い顔で出てきたおじさんは、笑顔で少年を家の中に入れました。
「まあ、座って休みねえ。」
「うん!」
少年は、牛乳を台に置いて椅子に座りました。
「どれどれ…」
牛乳の入った瓶を手に取り、眺めていたおじさんから笑顔が消えます。
「マルク。こんな牛乳買えないぜ。」
「そんな、おじさん。薄いけど、味はいいんだよ?」
「そうかもしれないが、オレは一番に絞った濃いミルクが好きなんだ。」
おじさんは、悲しそうな表情で瓶を戻します。
「マルクのミルクなら、倍の値段で買ってやってもいいんだがな。」
マルクのミルクには違う意味があり、おじさんに見つめられて、少年は赤くなります。
「で、でも…」
「オレが一番なんだろ?」
「うん…」
「じゃあ、大丈夫だ。」
「………」
「無理ならいいんだ。」
おじさんは、少年のそばにしゃがみました。
「誰にも言わない?」
「言わないさ。この前も黙っていただろう?」
「うん…」
少年も分かっているのです。だから、このおじさんの家を一番最初に訪れたのです。
「じゃあ…」
少年は、ズボンに手を掛けると足首まで下ろしました。
「ああ…いつ見ても、マモルの白いパンツは可愛いなぁ。」
おじさんは、その大きな手を少年の股間に伸ばします。
「ふえ…」
おじさんの大きな手で優しく揉まれた少年の性器は、あっという間にパンツの中で大きくなります。
「あひ…おじさん…」
「気持ちいいのか?、マルク。」
「うん…うん、あひっ!」
すっかり大きく硬くなった少年の性器は、パンツの上から握られました。
「可愛いなぁ。」
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