【10/14 CCS14 かぶき町大花火大会2019】



※九尾♀(銀時♀)、裏注意




自分の理性が持つか一息。
それは無理だと目頭を押さえて二息。
三息の前に、水浴びの音が聞こえなくなったため立ち上がる。
ツカツカと社を出て湖の浅瀬へ出れば、驚いた雌狐の顔。
濡れた体や尻尾が月明かりに照らされ、これから初夜を迎えるには最高の背景だった。




「んン……ん…っ」

「っ……銀時。」


何度繰り返しても口付けは止まらない。
やっと抱けるという興奮に、体と心はもっともっとと煽られる。
体を拭いていた布が水辺に落ちてもやめられない。
枷が外れた熱烈な口付けに、銀時も次第に蕩けて腰を擦り寄せてきた。




「ん……ぁ、ぅ。」

甘く吐息を漏らす銀時に、晋助も欲望を露にする。
銀時の体はもちもちと柔らかく、触れば触るほど癖になるような感触。
待ちきれないとばかりに晋助も着物を捨て、硬くなり始めた性器を取り出した。
側にいたのに抱けなかった焦らし。
それが解放できるとなると今夜は休めそうにない。
現状を理解したのか何なのか。
そそり勃つ性器に銀時が触れ、慣れない手つきでゆっくり扱き始める。




「しんすけ……。」

「悪ィな、がっついちまう。」

「こんなに、おっきいもんなの?」

「クク…技量も申し分無ぇから覚悟しておけよ。」

「んん…。」

「今までお触りだけだったからなァ…。
雄のモンでイくってのがどういうことか、最高に感じさせてやる。」

「………っ」

「お前が癖になるもんを、たっぷり出してやるよ。」

「本当?」

「あぁ、だから早く抱かせろ。」

銀時の返事を待たずに再び重ねる口付け。
深く重ねるほど銀時はうっとりと蕩け始め、それを肯定と受け取った。




「抱かれたかったんだろ、銀時…。」

「んン……。」

「俺は、お前を抱きたかった。」

口付けの合間に口説き、銀時に何も考えさせないようにする。
そうすれば理性が飛び、本心が聞けるようになるのだ。
銀時の乳首はツンと勃ち始め、ふと視線が合えば発情した雌の顔。
すぐにでも柔らかい体を感じたくて、晋助は銀時を持ち上げて社へと運んだ。
準備された寝床へ崩れるように落ち、銀時の濡れた体を温めるように抱き締め口付けを繰り返す。
逃がさないよう腕に閉じ込め、布団へと沈ませた。




「銀時…。」

「ン…晋助…、」

「あぁ。」

「優しく、してくれる?」

「努力はする。」

「俺も…がっついちゃうかもだから。」

「おいおい。」

「いっしょに、 気持ちよくなろ。」

俺は晋助に、抱かれたかった。




(…すっげぇ腰にキたな)

まな板の上の鯛。布団の上の銀時。
そして煽るような口説き。
腰に重低音が響くように、亀頭がリズムを取るように、ムクムクと大きくなる性器は銀時の体に挟まれ歓喜する。
ここまで水神を煽れるとはなかなかの狐だ。




「あ……んっ」

「あぁ、いくらでも。お前が望むなら女にしてやる。」

だから良い声で鳴けよ。
そう呟いて晋助は銀時の陰部を撫で、興奮を煽るようにゆっくり愛撫を施していく。
乳首を口に含み、固さを確認するように舌で転がした。
どこもかしこも柔らかい体は、陰部でさえも餅のように柔らかい。
興奮により自然と指を飲み込もうとする。
それは表情も同じ。
快感に応え、銀時は気持ちいいと喘いでため息をこぼした。




(これがあの雌狐とは…)

最初こそ、口説いてもそっけなく返し、上機嫌だなコイツといった流れで事務的に対応されたが。
徐々に徐々に侵食していき、ようやく体を許すほどになったのだ。
出会った頃とは違う淫猥な姿に、思わずクスと笑えてしまう。

そもそもは晋助の陣地に銀時が侵入してきた事から始まる。
とある山奥にある神聖な湖。
昔から水神の棲む湖と崇められ、不用意に入れば天災が起こると、人も動物も妖怪でさえも滅多に寄り付かない。
湖の水底にある祠と、湖上に作られた社。
そこで静かに長い時間を過ごしていた晋助だったが、ある日、湖にズカズカと侵入してきたのがこの雌狐だった。
しかもその雌狐、出会いこそ水神に驚いていたが、後日は怖がるどころか興味を示し、森に居着くようになった。
水浴びを邪魔しては社で寝て、供え物にケチをつけながら許可無く完食する。
何を言っても出ていこうとせず、結果的に晋助が折れて放っておくようになった。

が、ここからは不思議なもので。
数日おきに湖上の社に向かえば銀時がいる、それだけて謎の安心感があったのだ。
そして次第に湖上に行く機会が多くなり、同時に一緒にいる時間も長くなり、酒仲間として飲むようになっていった。

自称・格式高い霊狐、というのが銀時の本性、らしい。
放浪中にたまたま来ただけで、特に意味は無かったとか。
だが色恋にはド素人で、晋助を見つめては視線を反らし、手が触れただけで耳が赤くなるほど。
これは面白いと口説き倒せば数日間森に入って出てこなくなった事もある。
一方で晋助に気はあるようで、自分の身なりを気にしたり、料理を提供し始めたり、まさにちいさな恋のメロディ状態。
ツンデレは自ら来ないとわかっていたので、晋助から抱擁や口付けを行い、銀時との距離を一気に縮めたのだ。
まるで初彼氏のような甘酸っぱい空気の中。
銀時からの触れあいも増え、素直に感じるようになった。
そしてついに銀時へ求婚し、盃を交わして夫婦となったのだ。
まだちゃんとした婚礼衣装を着させてないが、そのうち盛大にやろうと計画している。




「っ…なに笑ってんの、」

「お前と夫婦になれて良かったなと思ってた。」

「…………っ」

晋助の言葉を聞いた後、みるみるうちに赤面していく銀時に、晋助は愛しさが増していく。
不思議な縁、というより行き当たりばったりで結ばれたが、好きな者同士で夫婦になれたのだから良かったと思う。
そして結ばれた後が大事、というのが世の流れ。
無垢な銀時に対し、性行為を急かしてはいけないと、この日のために事前準備をしっかり行ってきたのだ。

夫婦となった後。
銀時の許可を得て、愛撫や自慰で性行為に慣れさせ、感じられるようにしていった。
絶頂後の顔、愛液の量、銀時の声。
回数を重ねるごとに余裕が出て、いつしか狐特有の色気が溢れてきた。
ヒトから精気を貰うべく備わった機能らしいが、これには晋助も参ってしまった。
先ほどまで、銀時が水浴びする前も触っていたのだが、色気に煽られ、完全に勃起してしまった。
これには銀時も抱かれるのかと思い、蕩けた顔で見つめてきたが、このままやれば暴走すると思い堪えた。
堪えた、はずだった。
だが銀時が水浴びで社を出た後、ひたすら自慰をして落ち着こうと思ったが落ち着けず。
仕舞いには銀時が水浴びしながら自慰をしている声を聞いてしまったら、見事に暴発。
大切にしすぎてマズい事になる前に、もうやってしまえと天啓があったのだ。
そして実際に抱こうとしたらこの感度。
ようやく抱ける、抱いてくれるという空気に、晋助も銀時も心がいっぱいいっぱいだった。




「あっ……んっ」

愛液を垂らすほど、水音がちゅぷちゅぷと鳴る。
最初は敏感に反応していたが、刺激に慣れてきた銀時は指に合わせて腰を揺らしてくる。
眉を寄せて耐えていた顔が、悦楽によって蕩けた表情となる。
この流れが堪らなくそそられる。




「良い顔だ…。」

「ぁ…っ……あっ」

喜びながら晋助の指を咥える陰部。
そしてこの極上の体は、自分が触れるまで無垢であったという事実。
興奮しながらも愛撫を行い、クチュクチュと音を立てて部屋に響かせた。




「ぁっ…ぁっ」

「まずは指でイってみるか、銀時。」

「んんっ…ぁっあっ!」

「おら、腰を引いて逃げんなよ。」

「あっあっあっ、だめ…っきもちい…っ」

「すぐにイかせてやる。」

しっかり感じ始めた銀時を見て、晋助は指の動きを早くして絶頂へ向かわせる。
指が激しく動くほど愛液が撒かれる。
イってもいないのにこの愛液の量、やはり根っからの淫乱なのではと妄想しながら、晋助は指を動かす。
素早く擦れる指に、銀時は首をのけ反らせながら感じていた。
気持ちいいと鳴く銀時に、勃起した乳首を唇で吸って更に快感を与える。
そして肌がしっとりと汗ばんだ頃。晋助は仕上げに銀時の弱いところを攻め続けた。




「あぁっぁ、あっあっ!」

「銀時…。」

「ぃ…ッあ、あッ!
あっあっあっああぁーーッッ!」

晋助の指が肉壁に擦れた瞬間。
銀時の体が震え、男の射精よりも勢いよく潮を噴いていった。
指を咥えたまま噴いた結果、晋助の手には大量の愛液がぽたぽたと滴っていく。




「ん…はぁ、はぁ、はぁ…っ」

「銀時。」

「んン…。」

「ほら、舌。」

「あ…ふぅ…っ」

絶頂後の口付けは効果抜群。
舌を絡ませなくとも敏感に反応し、蕩けきった陰部からは
再びぴゅくぴゅくと愛液を放ち続ける。
くちゅ、くちゅ、と舌を絡ませて様子を伺えば、気持ちよく絶頂できたとご満悦した顔の銀時がいた。




(えっろ…)

銀時の喜ぶ顔は良い。
甘味を頬張るとき、口付けを交わすとき、絶頂するとき。
女として愛でれば愛でるほど、愛しさが増して更に喜ばせようとしてしまう。
これはどこまでも堕ちた結果。
銀時を愛したいと思う気持ちが、己の欲を抑えて一番に突き動かしてくる。
これも狐の力か。




「しん…すけぇ……、」

「イけただろ?」

「……………。」

「気持ち良かったか?」

「………………。」

銀時は晋助の体にしがみつき、小さく頷く。
恥ずかしさのあまり下がった耳が戻らないらしい。
この仕草も、可愛くて仕方ない。
更に苛めたくなってしまうが、ここは紳士的に対応する。




「…まだイけるな。」

「んン…。」

「お前のここも、吸い付いて離さねェ。」

「ぁ……っ」

「お前が感じれば、俺の喜びなんだよ。」

「あん…あん……っ」

銀時の蕩けた顔を見ただけで、己の亀頭から先走り汁が溢れてくる。
それらが布団に垂れる度、銀時の中を妄想するのだ。
初めてだろうが、辛いのは最初だけ。
きつく、そして柔らかく、ほどよい力加減で締め付ける中に、全身が甘美の快感に浸される感覚。
それをもうすぐ実感できるのだと、更に先走りがとろとろと流れてきた。




19,10/14 『霊狐の床入り』
【サンプル完】


19,10/03 更新
19,10/03 pixiv up



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