朝と夜の物語
 2013.07.14 Sun 19:20





生まれて来る朝と
死んで行く夜の物語
[Roman]...Laurant


嗚呼...
僕達のこの寂0302さは
良く似た色を0302た
《宝石[Pierre]》



生まれて来る意味
死んで行く意味

君が生きている現在
11文字の
《伝言[Message]》

幻想物語[Roman]
『第五の地平線』



Roman...




「嗚呼…其処に
ロマンは在るのだろうか…」









泣きながら僕達は来る
同じ苦0302みを抱き0302めて

笑いながら僕達は行く
遥か地平線の向こうへ



廻り合う君の唇に
嗚呼...僕の詩を灯そう...
La vie




いつの日か繋がる
《物語[Roman]》







―泣きながら僕達は来る
同じ哀0302みを抱き0302めて


笑いながら僕達は行く
遥か地平線の向こうへ




廻り合う君の唇に
嗚呼...僕の詩を灯そう...
La vie



僕達が繋がる
《物語[Roman]》






―生まれて来る朝と
死んで行く夜の物語
[Roman]...Laurant


嗚呼...
僕達のこの切な0302は
良く似た色を0302た
《美花[Fleur]》




太陽の風車、月の揺り籠
彷徨える
《焔》の物語[Roman]


壊れた人形、骸の男
時を騙る
《幻想》の物語[Roman]





右腕には菫の姫君...
[C'est mademoiselle violette, qu'il est dans le bras droit.]


そ0302て...[et]


左腕には紫陽花の姫君...
[C'est mademoiselle hortense, qu'il est dans le bras gauche.]




嗚呼...
僕の代わりに廻っておくれ...

其の世界には――
僕が生まれてくるに至る
物語[Roman]はあるのだろうか?




「さぁ…行っておいで・・・・・・」



『Oui Monsieur…』








廻り来る生のざわめき…
太陽の風車…



廻り往く死の安らぎ…
月の揺り籠…








我等は彷徨える
追憶に揺れる
《風車[Moulin a vent]》


廻り往く何の地平にも
詩を灯すで0302ょう……







此れは――
生まれて来る前に
死んで行く僕の物語
[Roman]...Laurant



嗚呼...
僕達はもう逢えなくても
現在を生きて往く
《憧憬[Roman]》




――詠い続けよう
→君が迷わぬように…

《――探し続けよう
→君が迷わぬように…》





朝と夜の狭間で焔は揺らめき
宝石を掴もうと腕を伸ばし
風車が廻れば星屑は煌めき
天使が笑いし美しき幻想と
葡萄酒の夢に賢者も忌避する
伝言の真意、地平線は真実


右手に死を、左手に生を


傾かざる冬の天秤...




『…ありがとう(Merci)』
『…さようなら』



―Roman...




(…其処にロマンは
在るのかしら?)


(…其処にロマンは
在るのだろうか?)



(…ありがとう)



(…嘘をついているのは誰か)






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